コーヒーミルクジェラートを手作り|卵・生クリームなし、インスタントで簡単

コーヒーミルクジェラートを手づくり 卵・生クリームなし
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牛乳ベースに、インスタントコーヒーを加えるだけ。卵も生クリームも使わず、鍋とスプーンで作れる「コーヒーミルクジェラート」です。おうちにあるインスタントコーヒーで、気軽に作れます。

どんなジェラート?(生クリームの代わりに油)

牛乳をベースに、生クリームの代わりに少量の油でコクを出す”節約版”のジェラートです。カチカチの氷のかたまりにはならず、少し室温に置けば、なめらかにスプーンが入ります。そこへインスタントコーヒーを溶かせば、やさしいコーヒーミルク味に。甘みは、はちみつ・メープルシロップ・水あめのどれでもOKです。

材料(牛乳640ml・約4〜6人分)

材料分量
牛乳600ml
グラニュー糖(または上白糖)55g
コーンスターチ大さじ2
はちみつ・メープル・水あめ のどれか20g
なたねサラダ油(圧搾しぼり・国産)40g
牛乳(仕上げ用)40ml
インスタントコーヒースティック2本(瓶入りなら小さじ2強)

コーヒーは、原材料が「コーヒー」だけのものを選ぶと、手作りらしくて安心です(スティックタイプは砂糖やミルク入りのものも多いので、原材料名をチェック)。スティックタイプでも、瓶入りのインスタントでもOK。普段からインスタントを常備している方は、そのまま使えて便利です。油は、米油・太白ごま油・サラダ油などクセのないものを選んでください。焙煎したごま油のように香りの強い油は、コーヒーの香りとぶつかるので向きません。わが家は圧搾のものが好きで、なたね油・太白ごま油・米油を使い分けています。

「なたね油」と「なたねサラダ油」は別のものです
JAS(日本農林規格)では、「なたね油」は「なたね特有の香味を有し」と規定された香りの立つタイプ。「なたねサラダ油」は「舌触りよく」と規定され、低温でも固まりにくいように処理されたものと決められています。私が使っているのは圧搾しぼりの国産なたねサラダ油。クセがなく、冷たいお菓子にも向いています。

コーヒーの量は、お好みで

コーヒーの量は、本当にお好みでどうぞ。
今回は牛乳640mlに、スティック2本にしました。ミルク感を残した、やさしいコーヒーミルクにしたかったからです。

1本ならもっとミルク寄り、4〜6本にするとしっかりコーヒーになります。濃いほうが好きな方は、遠慮なく増やしてください。

作り方

大きな流れは、鍋で加熱して、冷まして、凍らせながら混ぜるの3つだけです。

①鍋で混ぜて、しっかり火を通す
おなべにコーンスターチとグラニュー糖を入れてよく混ぜ、牛乳を少しずつ加えてのばします(先に粉どうしを混ぜるのが、ダマを防ぐコツ)。弱め〜中火にかけ、ゴムベラで鍋底から混ぜ続けます。だんだん重たくなって、とろみがついてきます。ふつふつ、ポコポコと泡が上がってきても、そこで止めずにそのまま混ぜ続けてください。目安は、ゴムベラで鍋底をさっと撫でたときに、鍋底が一瞬見えるくらいのとろみ。とろみがついてから2〜3分、ここまでは必ず火を通します(とろみがついただけで止めると、生煮えで粉っぽくなります)。

とろみがついた後は鍋底が焦げつきやすくなります。強火にせず、混ぜる手を止めないのがコツです。

ここから先は、お好みで
粉に火が通ったら、あとは自由です。このまま火を止めれば、軽い口当たりに。そこからさらに煮詰めていくと、水分が抜けてしっとり濃厚になります。私が半分くらいまで煮詰めたときは、しっとりとして特においしくできました。
ただし、煮詰めるほどできあがりの量は減りますし、甘みも強く出ます。牛乳に砂糖を加えて煮詰めたものがコンデンスミルク(加糖練乳)なので、当たり前といえば当たり前なんですね。濃厚さを取るか、量を取るか。そのバランスでお好みに調整してみてください。

②火を止めて、熱いうちにコーヒーを溶かす
火から下ろして、熱いうちにインスタントコーヒーを加え、軽く混ぜます。熱いうちなら粒がすっと溶け、コーヒーの香りも飛びにくいんです。少しくらい溶け残っても、凍らせる途中でなじむので大丈夫です。

とろみのついた生地にインスタントコーヒーの粉を加えたところ
火を止めてから、熱いうちにインスタントコーヒーを加えます。

③こしてバットへ流し、冷めてから油を混ぜる
茶こしでこしながら、浅く広い容器へ流します。ステンレスのバットは冷えが早く、ラップをして保冷剤をのせると粗熱が早くとれます。

「ぬるく〜冷めた」ころに、なたねサラダ油40gと仕上げ用の牛乳40mlを加えます。ここでひとつコツがあって、油をそのまま入れると浮いてしまい、なかなか混ざりません牛乳と油を別の器に入れて先に混ぜ、白っぽく乳化させてから流し込むと、きれいになじみます。混ざったら、そのまま冷凍庫へ。

茶こしでこしながらジェラートの生地をバットへ流しているところ
茶こしでこしながら、浅く広い容器へ流します。
バットに流した生地にラップをして保冷剤をのせたところ
ラップをして保冷剤をのせると、粗熱が早くとれます。
牛乳となたね油を泡立て器で混ぜて乳化させたところ
仕上げ用の牛乳40mlと油40gを、先に混ぜて白っぽく乳化させます。
乳化させた牛乳と油をジェラートの生地に流し込んでいるところ
乳化させたものを、冷めた生地に流し込みます。
乳化させた牛乳と油が生地になじんだ状態
混ぜると、きれいになじみます。

④1時間おきに、スプーンで混ぜる
フチが凍り始めたら(60分前後が目安)、スプーン(またはフォーク)で底から崩して混ぜます。以後1時間おきにくり返し、全体がなめらかに固まったら完成です。

凍りかけたジェラートをスプーンで底から混ぜているところ
フチが凍り始めたら、底から崩して混ぜます。

なめらかに作る、3つのコツ

コーンスターチは、とろみがついてから2〜3分しっかり火を通す(生煮えだと粉っぽく、氷っぽくなります)
浅く広い容器で、なるべく早く凍らせる
凍る途中で、スプーンでこまめに混ぜる(1時間おき)

普段は豆を挽いてコーヒーを淹れているので、インスタントは常備していません。それでもジェラートにはインスタントを選びます。粉のまま混ざって、水分が増えないからです。

食べる10〜15分前に冷凍庫から出すと、ちょうどよいやわらかさになります。また、インスタントコーヒーは粉なので水分を足しません。だから、ドリップコーヒーのように水っぽくなってシャリシャリ…という失敗が起きにくいです。

正直なデメリットと、向かない人

カフェインが入ります。お子さん・妊娠中の方・カフェインを控えている方はご注意を(カフェインレスのインスタントコーヒーに置き換えられます)
・生クリームのような濃厚さより、軽い口当たり(こだわるなら生クリームで)
・すぐには食べられない(凍らせるのに数時間かかります)

カフェインレスで作るなら
粉なので扱いは同じです。瓶入りなら小さじ2強が目安。カフェインを控えたいとき用に、わが家ではカフェインレスだけ瓶のインスタントを置いていることがあります(いまは切らしています)。

使っていたのは24 ORGANIC DAYS のオーガニックインスタントコーヒー(カフェインレス)。原材料はコーヒー豆だけで、カフェインの除去に薬剤を使わず、二酸化炭素を使う「超臨界CO₂法」。カフェイン残留率は0.3%と表示されています。

ただし「カフェインレス」は、カフェインがゼロという意味ではありません。気になる方は、商品の表示を確かめてください。

逆に、おうちのインスタントコーヒーで、気軽に大人のおやつを作りたい人にはぴったりです。

あると便利な道具・材料

おなべ・泡立て器・スプーン・浅い容器があれば、家にあるもので作れます。わが家はステンレスのバットにラップをして冷凍し、固まったらコンパクトな保存容器に移し替えています(バットのままだと、冷凍庫で場所をとるので)。ステンレスやホーローの容器をお持ちの方は、冷えが早いのでぜひ使ってみてください。

混ぜる道具は、ミニ泡立て器でもゴムベラでも大丈夫です。粉と牛乳をなじませる最初は泡立て器がほどけやすく、とろみがついてからは鍋底をなでられるゴムベラが向きます。私は基本ゴムベラで、そのときの気分で持ち替えています。泡立ってしまっても、仕上がりに違いはありませんでした。
愛用しているゴムベラのことは、こちらに書きました。

ゴムベラと、安心して炒める時間。
耐熱260℃対応のシリコーンゴムベラ「COとCO」を使ってみました。炒めやすく、洗いやすく、毎日の料理がすこし気持ちいい。

今回使ったのは、原材料が「コーヒー」だけのネスカフェ ゴールドブレンドのスティックタイプ。瓶入りのインスタントを使う場合は、小さじ2強が目安です。油は、圧搾しぼりの国産なたねサラダ油を使いました。

まとめ

牛乳とインスタントコーヒーで、こんなにやさしいコーヒーミルクジェラートが作れました。ポイントは、コーンスターチにしっかり火を通すこと、コーヒーは火を止めてから熱いうちに溶かすこと、油は冷めてから加えること。コーヒーの量は、ミルク感を残すなら控えめ、しっかり効かせたいなら多めに、お好みで。おうちのインスタントで、気軽に作ってみてください。

ベースになっている基本のミルク味は、こちらでくわしく紹介しています。

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