加湿器のタイプ、選び方で後悔しない?3台買い替えて気づいた本当の決め手

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加湿器って、いろんなタイプがありますよね。スチーム式、超音波式、気化式、ハイブリッド……。しかも空気清浄機と一体になったものまである。正直、どれを選べばいいのか迷いませんか。

私も、ずいぶん迷いました。というのも、加湿器はこれが3台目なんです。デザインで選んで、多機能に惹かれて、結局いちばんシンプルなスチーム式に落ち着きました。今日は、その回り道の話をそのまま書きます。加湿器選びで迷っている方の、ちょっとした道しるべになればうれしいです。

加湿器、実は3台目なんです

先に、私の加湿器の遍歴をまとめておきます。

1台目:デザインに一目惚れした、±0(プラスマイナスゼロ)のドーナツ型。
2台目:多機能に惹かれた、パナソニックの空気清浄機+加湿器の一体型。
3台目:今使っている、象印のスチーム式。

それぞれに、選んだ理由と、学んだことがありました。順番にお話しします。

1台目:デザインで選んだ、±0のドーナツ型

最初に買ったのは、もう20年以上前。±0(プラスマイナスゼロ)のドーナツ型加湿器でした。まんまるで、ころんとした、オレンジ色のドーナツみたいな形。加湿器というより、そのデザインに魅せられて、アートやオブジェを迎えるような感覚で買ったんだと思います。デザイン家電がまだ珍しかった時代でした。

当時の私は、正直、その価値をよく分かっていませんでした。今回あらためて調べて驚いたのですが、この±0、発売当初は日産数個しか作れなかったほどの“工芸品”で、プラスチックの合わせ目を一つひとつ手作業で埋め、磨いて仕上げていたそうなんです。しかも、お湯を温めて蒸気を出すスチーム式でした。私はそんな一台を、ただ「可愛い」と眺めていただけでした。

機能も、とてもシンプルでした。加湿の強弱もなく(これは記憶ですが)、タンクも小さくて連続5時間ほど。ただ蒸気を出すだけの、潔い一台。弱・中・強やタイマー、チャイルドロックまでついた今の象印とは、まるで別物です。

毎日の加湿器としては、加湿力もタンクも物足りなくて、そう長くは使いませんでした。そして——これはもっと後に知ったのですが、この±0(XQK-M010)、のちに水漏れや発煙のおそれでリコール(回収)の対象になっていたんです。どんなに惹かれるデザインでも、安全という土台がなければ、安心して使い続けることはできない。今、私が象印の“転倒してもお湯がもれにくい構造”やチャイルドロックに安心するのは、きっとこの一台があったからだと思います。スチーム式から始まって、ぐるっと一周して、また象印のスチーム式に戻ってきた——不思議な縁を感じます。

2台目:多機能に惹かれた、空気清浄機一体型

次に選んだのは、パナソニックの空気清浄機+加湿器の一体型。「1台で空気もきれいになって加湿もできるなんて、お得じゃない?」——そう思ったんです。

ここは誤解のないように書いておきますね。パナソニックが悪かったわけではありません。空気清浄機としては優秀で、実はこの一体型、今もわが家で毎日活躍しています。

ただ、私は加湿のほうを使うのをやめてしまいました。理由は、一体型ならではの2つ。ひとつは、加湿フィルターのお手入れが、地味に面倒だったこと。もうひとつは、洗っても、なんだか雑菌臭のようなにおいがすることがあったこと。これは一体型という構造上、どうしても起こりやすい部分で、正直、ずぼらな私には手入れが続かなかったんです。

そこで私は、「空気清浄はこの子に任せて、加湿は加湿専用機に任せよう」と割り切ることにしました。一体型は、加湿を切っても空気清浄機として使い続けられる。これはこれで、正直なメリットだと思います。

加湿器のタイプの違い、ざっくり整理

3台目の話の前に、加湿器のタイプを簡単に整理しておきます。大きく分けて4つ。それぞれ得意・不得意があります。

タイプ加湿力電気代ひとこと
スチーム式強い高め煮沸するので清潔。ただし熱い
気化式おだやか安い自然な加湿。フィルター手入れが要る
超音波式中くらい安い小型でおしゃれ。こまめな掃除が必要
ハイブリッド強い中くらいいいとこ取り。本体は高めになりがち

私が「お手入れの面倒」と「におい」で悩んでいたことを思い出してください。ここから、3台目の選択につながります。

3台目:象印のスチーム式に落ち着いた理由

今使っているのが、象印のスチーム式(EE-DC35)です。ポットのように、お湯を沸かして、その蒸気で加湿するタイプ。これが、私にはいちばん合っていました。

決め手は、2台目の不満がまるごと消えたことです。

・フィルターがない。だから、面倒なフィルター掃除がそもそもない。
・お湯を沸かして加湿する。だから、あの雑菌臭が出にくくて、清潔。

「フィルターの手入れが面倒」「洗ってもにおう」で悩んでいた私にとって、これは本当にラクでした。構造がシンプルって、こんなに気持ちが軽いのか、と。

とはいえ、象印にもお手入れは必要です。お湯を沸かすので、内側にカルキ(水あか)がついてきます。でも、これがまた超簡単。口が広くて手を入れて洗えるし、ときどきクエン酸洗浄ボタンを押しておけば、あとは待つだけ。フィルターの手入れやにおいに悩んでいた頃を思えば、これは本当にラクです。

ちなみに、私が使っているのはEE-DC35という少し前の型です。今は後継の新しいモデルが出ていますが、フィルターなしのスチーム式という中身は同じ。これから買うなら、現行モデルを選ぶと安心です。

▶ 象印のスチーム式加湿器(現行モデル)を見る

もし、リビングなど広めのお部屋で使うなら、ひとまわり大きい4.0LタイプのEE-DF50(木造8畳・プレハブ洋室13畳まで)が安心です。同じフィルターなしのスチーム式で、使い勝手はそのまま、加湿できる広さが上がります。

▶ 象印 EE-DF50(広いお部屋向け)を見る

ひとつ、買うときのちょっとした注意を。象印のスチーム式は毎年人気で、シーズンの序盤に売り切れてしまうことも多いんです。気になっている方は、早めにチェックしておくと安心だと思います。

ちなみに、実家でも象印のスチーム式を使っています。うちのよりひとつ前の、電気ポットみたいなデザインの一台。家族ぐるみで長く使っているのも、私が象印を信頼している理由のひとつです。

余談ですが、うちの猫たちも、この象印がお気に入りでした。コポコポとお湯が沸く音のそばで、よく寝ていました。あの音が、落ち着いたのかもしれません。

象印には、転倒したときにお湯がもれにくい構造や、チャイルドロックもついていて、その点は安心でした。とはいえスチーム式は、蒸気も本体も熱くなります。猫や小さなお子さんがいるお家は、倒したり吹き出し口に触れたりしないよう、置き場所にだけ気をつけてくださいね。

もうひとつ、うれしい変化を。昔は加湿器といえば白ばかりで、真っ白な家電が並ぶのが好きじゃなくてデザインの±0を選んだ私ですが、今の象印は定番のホワイト・グレーに加えて、コンパクトモデルにはサンドベージュやセージグリーンといった色もあります。「機能を取ると、デザインは諦める」が、少しずつ変わってきているみたいです。

正直なデメリット:電気代は、それなりにかかります

いいことばかり書くと嘘になるので、正直に。象印のスチーム式、電気代はそれなりにかかります。ずっとお湯を沸かしているからです。

私が使っているEE-DC35で見てみると、加湿運転中はおよそ305W(お湯を沸かし始める立ち上がりのときだけ、最大985Wまで上がります)。電気代にすると1時間あたり約8円、1日8時間・強めに使って1ヶ月およそ2,000円弱が目安です(弱・中で使えば、もっと下がります)。超音波式や気化式が月に数十円ですむのと比べると、ここははっきり高い。ごまかさずお伝えしておきます。(電力単価27円/kWhで計算した目安です。契約プランで多少前後します。)

ひとつ、よく言われる「加湿すると体感が暖かくなって、暖房を下げられる」という話。これは半分ほんとうです。潤った空気は確かに暖かく感じるので、暖房の設定を気持ち下げられるのは実感します。ただ、スチーム式は加湿器自体が電気を食うので、「節電になる」とまでは言えません。“同じ電気代で、暖かさと潤いが一緒に手に入る”——私はそう受け止めて、納得して使っています。

こんな人におすすめ/こんな人には向かないかも

3台使ってみて感じた、向き・不向きです。

こんな人におすすめ
・フィルターの掃除やにおいが、とにかく苦手な人
・しっかり加湿したい人(乾燥がつらい、のどが弱い)
・清潔さを最優先したい人

こんな人には向かないかも
・電気代をできるだけ抑えたい人(気化式・超音波式のほうが安い)
・小さな子どもやペットがいて、熱源の置き場所に不安がある人
・とにかく小さく置きたい人(スチーム式は本体が大きめ)

まとめ:迷ったら「ストレスなく過ごせるか」で選ぶ

3台使ってみて、私なりの結論はこうです。

・見た目だけで選ぶと、たぶん後悔する(1台目の教訓)。
・一体型は「空気清浄がメイン、加湿はおまけ」でいい人向き。加湿をしっかりやりたいなら、専用機のほうが満足しやすい(2台目の教訓)。
・お手入れの面倒とにおいが嫌なら、フィルターなしのスチーム式。ただし電気代は覚悟しておく(3台目の結論)。

タイプがたくさんあって迷うと思いますが、大事なのは「いかにストレスなく過ごせるか」だと思います。私の場合は”お手入れの面倒”から解放されたかった。だから象印に落ち着きました。あなたなら、どんな“面倒”から解放されたいですか。

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