高い炊飯器って本当に必要?土鍋でも鍋でも、ご飯はおいしく炊ける

キッチン・調理道具
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炊飯器を買い替えようとして、値段を見てびっくり。「え、こんなに高いの?」と思ったこと、ありませんか。気づけば高級モデルは5万円、10万円も当たり前になりました。でも正直に言うと、ご飯って、土鍋でも普通の鍋でも、じゅうぶんおいしく炊けるんです。この記事では、「高い炊飯器は本当に必要なのか」を、正直に考えてみます。結論を先に言うと、安くシンプルにおいしく炊く道もあるし、それでも良い炊飯器が向いている人もいる——どっちが正解ではなく、暮らし方で選べばいい、というのが私の考えです。

炊飯器、気づけばずいぶん高くなった

昔の炊飯器は、もっとシンプルで手ごろでした。でも今は、圧力IH、何段階もの炊き分け、銘柄炊き分け……と機能がどんどん増えて、高級モデルは家電の中でもかなりの高価格帯になっています。

もちろん、その機能に価値を感じる人もいます。ただ、「高い炊飯器=おいしいご飯」とイコールかというと、そうとも言い切れないんです。

ご飯は、土鍋でも鍋でもおいしく炊ける

私は、土鍋で炊いたご飯がとても好きです。道具はシンプルなのに、驚くほどおいしい。おこげも楽しめて、「ご飯ってこんなにおいしかったんだ」と思わされます。

しかも、これは土鍋だけの話ではありません。キャンプが好きな人は、メスティンや飯盒で、火にかけて普通にご飯を炊きます。高い炊飯器を持ち込む人なんて、まずいません。ポータブル電源を持っていても、です。

つまり多くの人が、体でこう知っているんですよね。ご飯は、シンプルな道具でも——むしろシンプルなほうが——おいしく炊ける、と。

土鍋ご飯のいいところ、正直なデメリット

とはいえ、土鍋にも向き不向きがあります。正直に書きます。

いいところ

  • ご飯がおいしい(おこげも楽しめる)
  • 道具が比較的安く、炊飯器のように高くない
  • 見た目もよく、そのまま食卓に出せる

正直なデメリット

  • 火加減を見ている必要がある(つきっきりまではいかなくても、放置はできない)
  • 吹きこぼれすることがある
  • 保温ができない(炊きたてを食べきる前提)
  • 毎回炊く手間がかかる(予約炊飯のような便利さはない)
  • IHでは使えないものが多い(直火専用が基本。オール電化の家は要確認)
  • 落とすと割れる、急な温度変化に弱いなど、扱いに少し気をつかう

※ただ、正直に言うと——ご飯は長時間の保温にはあまり向きません。時間が経つほど黄ばんだり乾いたりして、味が落ちていきます(おいしいのはせいぜい5〜6時間ほど)。それ以上に大事なのが安全面。炊飯器の電源を切って常温に置きっぱなしにするのは危険です。40〜50℃のぬるい状態は、セレウス菌やウェルシュ菌が増えやすく、食中毒のもとになります。だから私は、保温で粘らず、余ったら熱いうちに小分けして冷凍する派です。そう考えると、土鍋の「保温できない」は、思っているほど大きな欠点ではないのかもしれません。

比較表:暮らし方で選ぶ

土鍋普通の鍋・メスティン高機能な炊飯器
おいしさ○〜◎
手軽さ△(火加減を見る)◎(スイッチひとつ)
保温・予約
価格手ごろ〜手持ちで代用可高くなりがち
向く人味重視・炊きたてを食べきるまず試したい・アウトドア毎日・忙しい・保温したい

それでも「良い炊飯器」が向いている人

ここが大事なところ。高い炊飯器が「無駄」だと言いたいわけではありません。次のような人には、良い炊飯器はちゃんと価値があります。

  • 毎日ご飯を炊くので、スイッチひとつの手軽さがありがたい人
  • すぐに食べられないとき、数時間だけ温かく保っておきたい人(※長時間の保温は味が落ちるので、余りは冷凍が◎)
  • 夜のうちにセットして朝炊けている、予約炊飯を使いたい人
  • IH・オール電化で、直火の土鍋が使いにくい人
  • あのもちもちの食感や、特定の炊き上がりにこだわりがある人
  • 家族が多く、一度にたくさん炊きたい人

こういう人にとっては、良い炊飯器は「高い買い物」ではなく「毎日を助けてくれる道具」です。

私ならこう考える

私は、「高いものが正解」とは思っていません。たまにしか炊かない人や、味重視でシンプルが好きな人なら、無理に高い炊飯器を買わなくても、土鍋や鍋でじゅうぶん幸せに食べられます。

でも、毎日の暮らしを楽にしてくれるなら、良い炊飯器はその人にとって「価値あるお金の使い方」です。大事なのは値段の高さじゃなくて、自分の暮らし方に合っているか。それだけだと思います。

ちなみに、我が家はIHです。実は直火の土鍋がそのまま使えず、最初は少し残念でした。もしあなたの家もIHなら、方法は2つあります。IH対応の土鍋を選ぶか、直火用の土鍋にIH用の金属プレートを敷いて使う方法です(ただし使えるかどうかは機種によるので、購入前の確認がおすすめです)。ここでは、直火の定番とIH対応の両方をのせておきます。

▼ 直火で使うなら(定番の「かまどさん」)

▼ IHで使うなら(IH対応の土鍋)

まとめ

  • 炊飯器は年々高くなったけれど、ご飯は土鍋でも鍋でもおいしく炊ける
  • 土鍋には、手軽さや保温がないという正直なデメリットもある
  • 毎日・忙しい・保温したい人には、良い炊飯器はちゃんと価値がある
  • 高いか安いかではなく、自分の暮らし方に合うほうを選べばいい

「高い炊飯器を買わなきゃ」と思い込む前に、一度、土鍋ご飯を試してみるのもおすすめです。そのうえで「やっぱり毎日の手軽さがほしい」と思ったら、そのときに良い炊飯器を選べばいいんですから。

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