実家に帰ったとき、母が「これいいでしょう?」と嬉しそうに見せてくれたのが、レコルトの自動調理ポットでした。材料を入れてボタンを押せば、スープやポタージュ、豆乳まで作ってくれる家電です。
正直に言うと、私自身は欲しいとは思っていません。でも母は便利に使っていて、そのうえで「魔法のポットではないから、最初は少しコツがいる」と言います。
そのコツが気になって取扱説明書を読んでみたら、買う前に知っておきたいことがいくつも書かれていました。さつまいもが「調理できないもの」に入っていたのには、私も驚きました。

レコルトの自動調理ポットってどんな家電?
母が使っているのは、標準サイズの「RSY-2」です。レコルト公式オンラインショップで確認した主な仕様はこちらです。
- 容量:約600ml(スープなら1回で2〜4人分)
- 大きさ:幅16.5×奥行12.0×高さ23.3cm、重さ約970g(直径約12cmのスリムな形)
- 調理モード:ポタージュ&ペースト/スープ&おかゆ/豆乳/ジュース&クリーン/保温の5つ
- 内側:焦げつきにくいセラミックコーティング
- 付属:料理家エダジュンさん監修の30レシピのレシピブック(材料を入れる順番がイラストで載っています)
- 電源:50Hz・60Hzのどちらの地域でも使えます
公式ショップでは「“ほったらかし”でお料理完成!」と紹介されていて、シリーズの累計出荷台数は75万台を超えているそうです(2026年7月末時点)。
母が言う「最初は少しコツがいる」の正体
取扱説明書を読むと、使い方にはいくつか決まりがありました。母がどこで戸惑ったのかまでは、まだ詳しく聞けていないので、ここでは取扱説明書に書かれていることを順に紹介します。
必ず液体を入れる
材料だけでは使えず、必ず水や牛乳などの液体を入れる必要があります。材料や水分が少ないと、空焚きのような状態になって運転が止まることがある、と書かれていました。
材料を入れる順番が決まっている
①液体(水・牛乳など)→②やわらかいもの(バナナなど)→③かたいもの(にんじんなど)→④氷、の順番で入れるように書かれています。レシピブックで順番がイラストになっているのは、このためだと思います。
材料は2〜3cmに切る
材料は2〜3cmを目安に切り、芯や種は取ってから入れます。大きいままだと、仕上がりが粗くなることがあるそうです。
熱いものは入れない
熱い材料を入れると運転しない、40℃以上のお湯を入れると吹きこぼれることがある、と書かれていました。お湯を使うなら、40℃以下のぬるま湯です。
続けて使うなら1時間休ませる
続けて使うときは、本体が冷めるまで1時間ほど休ませる必要があります。何品も続けて作りたい人は、知っておきたいところです。
さつまいもは「調理できないもの」に入っていた
いちばん驚いたのがこれです。取扱説明書の「調理できないもの」に、じねんじょ・やまといもと並んで、さつまいもが「粘度が高い材料」として書かれていました。秋冬に作りたくなる、さつまいものポタージュです。母は、このポットでさつまいものポタージュを作ったことはありません。取扱説明書の内容を伝えたところ、「さつまいものポタージュが作れないとは知らなかった」と驚いていました。
ほかにも、次のものは作れない・調理できないと書かれています。
- 作れないもの:水分を加えずに果汁だけを絞るジュース、肉や魚のミンチ、野菜のみじん切り・すりおろし・薄切り・せん切り
- 調理できないもの:市販の氷、かつお節・コーヒー豆・乾燥大豆などのかたいもの、じねんじょ・やまといも・さつまいもなどの粘度が高い材料
取扱説明書には「本製品は『ミルミキサー』『ジューサー』とは異なる商品です」とも書かれていました。下ごしらえを任せる家電ではなく、スープやポタージュを仕上げる家電、と考えると分かりやすいと思います。
ネットで調べると、この自動調理ポットでさつまいものポタージュを作ったというレシピもたくさん出てきます。ただ、レコルト公式サイトで見つけたさつまいものレシピは、どちらも自動調理ポットではなく、ブレンダー用のものでした。迷ったときは、取扱説明書の決まりを守るか、レコルトのカスタマーセンターに確認するのが安心です。
母が作ってくれたエビのビスク
実家で出前のピザをとった日、「スープが欲しいね」という話になって、母が作ってくれたのが、エビのビスクでした。

母が見ていたのは、レコルト公式サイトのレシピ「エビのビスク」(約3人分)でした。材料は、牛乳、トマトの水煮缶、玉ねぎ、乾燥の桜エビ、バター、粉チーズ、塩の7つです。玉ねぎは2〜3cm角に切る、と書かれていて、切る材料はそれだけです。
作り方も、材料をレシピの表の順にポットへ入れて、「ポタージュ&ペースト」モードを選ぶだけでした。

約3人分のレシピを、4人で分けました。ピザもあったので、ちょうどよい量でした。ただ、スープをたくさん食べたい人には、少し足りないかもしれません。
かかった時間は、母に聞くと「あまり時間はかからなかった」とのことです。公式ショップの商品ページでは、ポタージュ&ペーストモードの説明に「約30分」と書かれています。レシピのページには、調理時間の記載はありませんでした。
母のところには、レシピ本が2冊付いてきたそうです。しばらく使っていなかったものの、じゃがいもがたくさんあったので、ポットのことを思い出して、ビシソワーズを作ったと話していました。
思い立ったときに、スープを一品足せる。母がこのポットを使う場面の一つは、そんなところなのだと思います。材料の分量や作り方は、レコルト公式のレシピ「エビのビスク」で確認できます。
買う場所には気をつけたい
レコルトの公式サイトには、自動調理ポットの「類似品・模倣品・非正規品に注意」という緊急のお知らせが出ていました。Qoo10・Amazon・楽天市場で、名前や写真、レシピまでそっくりな製品が確認されているそうです。
お知らせに書かれていた確認ポイントはこちらです。
- 商品名が「レコルト[自動調理ポット]」になっているか
- 正規のロゴが使われているか
- 正規取扱店か公式オンラインショップで買っているか
- Amazonでブランド欄が「ノーブランド」になっている商品は模倣品
模倣品や非正規品は、修理や部品の提供、使い方の案内などのサポートを一切受けられない、とも書かれていました。長く使う家電なので、買う場所はよく確認しておきたいところです。
普通に買う? ふるさと納税でもらう?
レコルトの自動調理ポットは、ふるさと納税の返礼品にもなっていました。2026年10月時点で、東京都渋谷区の返礼品に、同じ600mlの自動調理ポットが寄附4万4,000円で出ています。
公式ショップの価格は1万3,200円(税込)です。ふるさと納税の返礼品は、総務省のルールで「返礼割合は3割以下」と決められていて、4万4,000円の3割がちょうど1万3,200円になります。
ふるさと納税で家電を選ぶときに確認したいことは、こちらの記事にまとめています。

向いている人・向いていない人
向いている人
- スープやポタージュ、豆乳をよく作りたい人
- コンロの前に立たずに、ほったらかしで一品作りたい人
- キッチンに大きな家電を置く場所がない人
向いていない人
- みじん切りやすりおろしなど、下ごしらえを任せたい人(作れないものに入っています)
- さつまいものポタージュがいちばんの目的の人(調理できないものに入っています)
- 一度にたくさん作りたい人(母が使っているRSY-2は600mlで、公式では2〜4人分です。大きいサイズの「ラージ」もあります)
まとめ
レコルトの自動調理ポットは、母が嬉しそうに見せてくれるくらい、使っている人には便利な家電です。ただ、液体を入れる、入れる順番を守る、熱いものは入れないなど、慣れるまでに覚えておきたい決まりがあります。さつまいもが調理できないものに入っていることも含めて、買う前に取扱説明書の内容を知っておくと、「思っていたのと違った」を防げると思います。
